「バングルとは?」と問われたら、あなたはどのようなものを想像しますか?ブレスレットとは、区別がつきますか?
多くの人は、ブレスレットとバングルの違いは曖昧にしか理解していません。ですが、ブレスレットとバングルには明確な違いがあります。
今回は、多くの人が「何となく」で区別している「バングルとは」という問題についてを説明していきます。もちろん、バングルの付け方やおすすめのコーデも紹介していきますよ。
バングルとは?ブレスレットとの違い
バングルとは、ブレスレットの一種です。腕に付けるジュエリーであるブレスレットの中で、留め具が付いていない形状のものを、バングルと呼びます。
英語では「bracelet」「bangle」と表記しますが、語源は、実は英語ではなくそれぞれ別の国の言葉。
ブレスレットは、古フランス語で「腕」を意味する「bras」から。バングルは、古インドで使用されていたサンスクリット語の「腕を飾る」を意味する「bangri」を語源としています。
どちらもとても古い言葉ですので、ブレスレットとバングルが如何に古い時代から存在していたのか、その歴史の深さが分かりますよね。
ブレスレットとバングル、迷ったときには?
ところで、明確な区別の方法があるにも関わらず、ブレスレットとバングルは、混同されがちですよね。
たとえば、パワーストーンのブレスレットは、その多くがゴム状のテグスで作成されていて、留め金はありません。また、イギリス等の英語圏では、C型のバングルのことを「カフ」や「カフブレスレット」と呼ぶことがあります。
このように、バングルとブレスレットの差は国によっても異なりますし、また各ブランドの名付け方によっても異なるのです。
現在日本で適用されている、「留め金の有無によるブレスレットとバングルの区別方法」は、数ある分類方法の一つでしかありません。
ですが、バングルとはブレスレットの一種なので、手持ちのアクセサリーがどちらなのか迷った時は、ブレスレットと呼べば間違いはありませんよ。
バングルの正しい着用方法・選び方のコツ
バングルとは、存在感のあるアクセサリーですので、コーデの中心となりえます。
これは、メンズでもレディースでも同じことが言えます。だからこそ、バングルの正しい着用方法や選び方のコツはしっかり確認してくださいね。
O型のバングルとは(付け方・選び方)
O型のバングルとは留め金部分が存在ない輪っか状のバングルですので、そのまま腕を通すことになります。
腕を通しにくい場合は、親指と小指を出来るだけ引き寄せることで通しやすくなります。
また、バングルの滑りをよくするために、薄手の手袋などの手を覆えるものを付けた状態でバングルを付けるのもおすすめ。ビニール袋等は、バングルの滑りをよくする効果がありますよ。
どうしても通らない場合は、もう少し内周の大きいサイズのバングルを探しましょう。
バングルに限らず、本来ほとんどのアクセサリーのデザインには、メンズ用・レディース用という明確な区別はありません。
女性がメンズのものを使用しても、男性がレディースを使用しても構いませんので、あなたの手首に通る大きさのものを選ぶと良いですよ。
C型のバングルとは(付け方・選び方)
C型バングルとは、一部が開口しているバングルのことです。
楕円形となっていることが多く、O型のバングルよりもより手首にフィットしやすいデザインとなっています。
C型のバングルの場合は、開口部がありますので、その部分を利用して手首に付けます。人の腕は、基本的には幅よりも厚みの方が薄いことが一般的ですので、C型バングルは手首の横から付けてください。
手首の関節より指一本分下側、腕の柔らかい部分からバングルを付けます。
ブランドによっては、開口部を広げることを推奨する場合もありますが、基本的には開口部は広げたり歪めることはおすすめできません。素材にもよりますが、破損につながることもあります。
C型バングルの場合は、開口部分が広めの商品もありますので、初めて購入する際は様々なバングルを試すことをおすすめします。
レディースコーデに使えるバングルとは?おしゃれな付け方
先ほど述べたように、バングルとは、コーデの主役となりうるアイテムです。
次は、そんなバングルを使った様々なコーデをご紹介します。
腕時計との重ね付け
まずは、何といっても人気のコーデはバングルと腕時計との重ね付けです。
腕時計のベルトと素材を合わせるのも良いですし、革製のベルトに、貴金属製のバングルを合わせるのもおすすめです。
腕時計のベルトの素材と、バングルの素材は数多くの種類があります。無限に組み合わせが考えられますので、是非あなたの一番お気に入りの組み合わせを見つけてくださいね。
両腕に付ける
右手と左手、両腕にバングルを付けるのも人気があるコーデです。
この場合は、利き手に細身のバングル・反対側に大ぶりなバングル、または利き手にブレスレット・反対側にバングル、等のメリハリを利かせた組み合わせが合わせやすいですよ。
ブレスレットやバングルを付け慣れていないのであれば、左右の手で関連する種類のデザインを選んだり、同じブランドのバングルで合わせると、統一性が出るので組み合わせやすくなります。
他のアクセサリーと組み合わせて
バングルとは存在感のあるアクセサリーなので、ネックレスやイヤリングのような、他のアクセサリーは控えた方が合わせやすいです。
ですが、例えば細身のバングルとフープピアス、大ぶりのバングルと同素材のリング等、他のアクセサリーとの組み合わせを考えることで、コーデ全体に統一性も出ます。
また、パールのピアスとホワイトカラーのバングルの組み合わせの色でアクセサリーに統一感を出すのもおすすめ。
バングルとは、それだけでは目立ちすぎてしまうアクセサリーですが、組み合わせ次第で様々な表情を見せてくれますよ。
手首以外に付けても良い
バングルとは手首に付けるものである、というのは実は固定観念に過ぎません。
勿論、英語の語源を辿れば、バングルとは腕や腕を飾るものを意味します。ですが、だからと言って腕にのみ付けるアクセサリーであるとは限らないのです。
ブレスレットも足首に付ければアンクレットとなるように、バングルも足に付けても構いません。
内径が大きいC型バングルであれば、足首に付けて普段の足元とは違う雰囲気を演出してみるのも良いでしょう。
ただし、足首は手首以上に付けにくい位置です。ストッキングの上に直接付けると、伝線の元になるので注意してくださいね。
付ける時は、薄手の靴下を履いた上からバングルを付けることをおすすめします。
番外・二人で同じバングルを
ここまでレディースファッションでのバングルの使い方を紹介しましたが、最後にもう一つおすすめの付け方があります。
それは、二人でペアのバングルを付けるという方法。これは、カップルで、という意味だけではありません。
男性と女性、友人同士、または親子や兄弟姉妹でも構いません。ペアリングのように堅苦しい意味合いも持たないので、コーデの一部として気軽に楽しめるのです。
お互いにプレゼントしあうのも、素敵ですよね。
バングルとは着こなしのポイントに選ぶアイテム
バングルとは、ブレスレットの一種ですが、ブレスレットから独立したカテゴリーに分類されています。これは、バングルの歴史の古さにも由来しています。
ですが、あなたがバングルを付ける際は、そんな堅苦しい話は抜きに楽しんでください。
バングルとは、それだけでも十分にコーデの主役となりうるアクセサリーです。ワンポイントにするのも良いですし、複数のバングルや時計、他のアクセサリーとの組み合わせも楽しめます。
そんなバングルを、あなたの着こなしのポイントに選んでみてはいかがでしょうか?